<メルマガ転載>第63回Open AI 事件の先に?

昨日の大阪の御堂筋パレード、なんと100万人の来場者、凄いですね~。
大阪府が一切予算を出さず、クラウドファンディングと大阪府の職員ボランティアで乗り切る、と、そのクラウドの募金が予算の1/10程しか集まらない事の話題が先行した件ですが、大阪の企業が残りの予算を出す、との大盤振る舞い。予想を大きく上回る人手ながら事故も起こらず、関西人としても、アッパレ!と賛辞を送りたいと思います。

今週は、OpenAIというアメリカ企業のCEOアルトマン氏が、取締役会でいきなり辞任させられたニュースが話題となりました。加えて社長のグレッグ氏も解任。
なんとも厳しい処置だな、と感じていました。このアルトマン氏が、1年前に、世界にChat GPTを送り出し、全世界中の企業が業務への取り組みを進めるという、大ブームを巻き起こした主人公だったので、こんなスーパー起業家を解任するとは、何があったのか、、、大変興味深く、調べてみまた。
結論としては、アルトマン氏や社長は、すぐにマイクロソフト社から引き合いが来て、事業の安定継続を打ち出しました。これに従業員の90%も取締役会に直訴し、CEOの解任を解かない場合は、全員退職し、マイクロソフト社は受け入れる、との表明から、OpenAI社の取締役は解雇を取り消し、CEOの復帰に加え、取締役会も総入れ替え、との処置を出し、元の会社で事業の継続を打ち出しています。
では、なぜ取締役会が、CEOを解任したのか、その理由は取締役会のオープンAI開発の進め方と、アルトマン氏の進め方で対立したそうです。取締役会は保守派、アルトマン氏は革新派との構図です。
取締役会は、AIの開発のためには、ルールや法律を整備の上開発を進めるべきである。アルトマン氏は、まずは開発ありき、ルールや法律は後から進めればよい、と。分かりやすく説明すると、取締役会は、オープンAIの道路を作り、ガードレールまで引いたうえで開発を進めるべき。アルトマン氏は、道なき道で開発を進めるべきである、との違いからとの様です。
通常は法律を整備するには長い時間を要するため、アルトマン氏の開発手法で問題ないと判断されるのですが、このAIの行き先を考えると、問題が発生する可能性を秘めています。
例えば、AIで作業できる無人工場が完成した場合、勝手にソフトを入換えて、人類を支配する装置を作るとか、、。まあ、そう簡単に、そこまで極端には変わりそうもありませんが、AIがデマ情報や嘘の動画を拡散し、暴動を起こしたり、それが戦争に発展したり、そんな可能性はありえますね。そこで未来でサラ・コナーズが立ち上がり、開発を止めに過去へタイムスリップさせる兵士を送り込む、、そうターミネータの世界ですね~、その原点がここでになるのでしょうか??