<メルマガ転載>第95回 特定技能の新職種に関する情報
いや~、タマキンさん、やっちゃいましたね~
あれだけ日々マスコミで注目されながら、なんと脇の甘い。。出る杭は打たれる、の如く大きく信頼を損ないました。
なかなか不倫は無くならないものではあるし、攻撃する人達は完全にシロなのでしょうが、一般的な男性であれば、しゃあない、とか、ハニートラップじゃないの?とか、なかなか彼を否定することがブーメランになるので、タマキンさんには同情するでしょう。彼がどうやって沈まずに再起するか、興味ありますね。
さて、先日のセミナーで、本年3月に決定された特定技能対象職種に新規に加わる4業種、鉄道・運送・林業・木材産業。まだどの業界も試験も始まっていないので、就業者がいるとすれば、現在の技能実習生からの転職になります。セミナーでお話しされたのは、国交省鉄道局技術企画課の佐藤様。
乗客の命を守る仕事ですので、お話を聞く限りでは、未だに決まったことは無さそうです。他の業界と同じく、試験内容・実施国等、まだ白紙の状態だそうです。今後の5年間での受入れ数は3,800人、特定技能全体の受入れ枠は、82万人なので、0.5%弱と全体での割合も少なく、現在この分野で技能実習生が在籍しているので、もしかすると、技能実習生からの転籍を念頭に置いているのかも、というような現在の状況である、と受け止めました。
これ以外に、新規に追加された運送業については、まだ試験の実施内容は未発表ですが、トラック運転手については、外国人用の学習テキストが開示されています。全232ページ、内容は、読み仮名がついているとは言え、全て日本語です。これは合格に必要なN4レベルの外国人には大きなハードルである、と感じてしまいます。また就業に当たっては1)日本の運転免許2)+免許取得後3ヶ月以上で大型の免許取得、の2段階を経て就業が可能になるため、この間は、「特定活動ビザ」での活動が先になります。雇用する企業にとって、この就業可能なスタートラインに至るまでの期間の給料や試験費用等のサポートが必要となるため、こちらもなかなかハードルは高そうです。一方で、日本に配偶者ビザ(就業職種に制限なし)で入国、就業している外国人に取っては収入の高い仕事になるので、トラック運転手に転職する人が増えてきている様です。24年問題と言われていた残業規制により、現日本人ドライバーが転職する中、外国人がその穴を埋めるべく移動しつつあり、この特定技能以外でも補填が進んでいる様です。確かに制度を確立した後のレビュー(実施後の状況)は、大変意味のある事で、今後のスムースな制度運用を期待したいところです。