<メルマガ転載>第145回 第30期のスタート

弊社は9月決算のため、先週、先期の決算を済ませ、本日法人税・法人市県民税の納税を済ませました。10月からの今期は第30期に突入しております。
過去3期を振り返りますと、丁度コロナが落ち着き第5類の感染症に指定替えがあったのがもう4期前、、おおきな赤字を計上したあとの3期完了。なんとか黒字を残し、以降の3期は増収増益です。ただ売上の増加は値上げの影響が大きかったと思います。2代目で経営を引き継いだので、自身の経営は24年目、サラリーマン時代の16年を加えると、丁度就業40年目でもあります。しかし今期はスタートから大きく円安が進み、前途は暗雲が立ち込めています。(泣)

今週は吉野へ出張する機会がありました。同じ奈良県ですが、弊社は県の北端、吉野郡は奈良の中央になりますが、吉野より南部は厳しい山間部になり、実質奈良の南端。朝9時に出発し、久しぶりに奈良の南部方面へ車で移動しましたが、京奈和道の工事が至る所で進められており、一部開通部分も増えてきていましたが、片道1時間半。大阪出るより時間がかかりました(汗)
しかし驚いたのは、吉野に近づくと、どこにも人が見当たりません。歩いている人は皆無。国道沿いの店舗もオープンしているのかつぶれているのか判らないぐらい寂れて閑散としていました。お会いした奈良の企業様も、若者無し、高齢化がドンドン進んでいると、技術の伝承に危惧されていました。大きな介護施設も目につきます。比較的大阪から近いエリアですが、ここまで高齢化が進んでいることに驚きました。外国人の招聘のみでは、地方の街の活性化には全く追いつきそうにありません。やはり問題は産業の創造にあるだろう、と考えています。吉野と言えば林業の町として昔から有名です。政府も大量に杉を植樹しましたが、その後伐採せずに放置状態。確かに建材としての需要が衰退した歪が現状なのでしょうが、熊本にTSMCが進出したように、産業創造により街も一変します。先の円安も前向きにとらえ、国内に産業を招聘・再創造、製造業大国へ国内回帰。
さなえチャン、頑張れ!!
最後に。。。大阪・関西万博「未来航路」運営事務局から参加証が届きました。。。なんで今頃??