<メルマガ転載>第42回インドとの交流

訃報が届きました。上岡龍太郎さんがお亡くなりになったと。2000年に引退以降、23年間、ほぼ沈黙を保っておられましたが、それまでの上岡師匠の活躍は、関西在住の我々の世代の成長時には、大変勉強をさせて頂いていた、と未だに感じております。上岡さんと肩を並べる、当時の関西の巨匠と言えば、鶴瓶師匠ですね。TVやラジオを通じて、世相を我々学生に優しく、厳しく、そして楽しく指導いただきました。引き際の見事さも、今になって理解が出来ました。現役バリバリの上岡さんしか、我々の記憶に残っていません。61歳という、引退したくとも出来ない自分の今に被せて、週末は自分の未来を見直したい、と思います。上岡さん、安らかに、合唱

さて、今週は、知人のインド人が先月帰国し、その帰国時にインド人材の調査をお願いし、報告会を行いました。
数か月毎に母国のインドへ帰省されておられ、その帰国前に、以前のメルマガでご紹介した「今、インドが熱い」という記事から、人材の送出しが可能であるか、調査をお願いしておりました。そして彼の知人の2名が、日本語教育と送出し機関を経営されておられました。
インドの特徴としては、
1.世界一の人口
2.GDPが、ドイツを抜き世界4位(上位3カ国は、アメリカ、中国、日本)
3.IT人材が世界から求められている
4.一般的に親日(アニメや日本チャンネルあり)
5.国土や人口が大きいため、地方によって使用言語が異なる。共通語として英語を話す
6.海外の出稼ぎ労働者はそんなに多くなく、ドバイに近いため、中東への労働者が多い
7.インドの法律に於いて、いわゆる送出し機関が不要であるため、紹介費用が下げられる
(一般的に、フィリピンで@15万円、ベトナムで@10万円。日本への片道航空券別途)
という傾向があるようです。やはり、日本で働くことはメジャーではありませんが、分母が大きいので、比率が小さくとも求職者のマーケットは大きい、と感じました。またその経営者の問題点としては、日本語の教育は、現地でも可能、問題はない。ところが特定技能試験に合格できず、いわゆる試験対策が出来ていない、との事でした。日本の特定技能制度は、インドでは始まったばかり、の印象です。その点、弊社は早期に立上げを計画した関係で、試験に対応した参考資料がたくさん集まっています。試験に際しての参考テキストは、厚生労働省が開示しています。試験はコンピュータベースで、既に登録した問題を、PCがランダムに抽出し、4択から正解を1問選びます。介護の場合、介護技能の問題数は45問、介護日本語が15問、60%の正問で合格となり、介護の専門試験のみ、2科目の合格が必須になります。残念ながら過去問の様な具体的な問題-回答は開示されておりませんが、受験者が増えれば、そのオリジナルの問題数の情報も増えてきます。合格者は、喜んで、その試験の記憶が確かなうちに、問題をレポートいただき、これが蓄積されてきています。
メリットばかりですが、じゃあその候補者の質は?に落ち着きます。まずは、これからインド人を招聘するための国内法律上の認可を準備していきます!

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