<メルマガ転載>第3回 外国人労働者にとっての日本について
すみません、第3回は少し間が空いてしまいました。
やはり、安倍元首相の暗殺事件がショッキングでした。
会社から近いところで、日本で最も力のある方が、銃によるテロに会い、
それを防げなかったと言うニュースが全世界に駆け巡りました。
特に外国人と日々接しております筆者は、外国人に対して、
「なぜ、日本で働くことを希望しているのでしょうか?」
と質問すると、ほぼ全員が「世界で一番安全な国だから」
との回答を頂きます。その一番の理由が脅かされようとしています。
大変悲しい事です。日本が世界の中で輝き続けるために、
「安全」は、必要最低条件です。今後の警備等に生かされることを
節に望みます。
実は、少子高齢化とは、日本だけの問題ではないのです。
団塊の世代とは、日本だけでなく、世界中に存在します。
それは、第二次世界大戦後のベビーブームだからです。
アメリカを除く、全先進国が直面し、特に平均寿命の永い、
30年に渡るデフレにより給料が上がらず、結婚・出産を
諦める20~30代が多いことも、それに拍車をかけています。
では、なぜアメリカは除かれるのか?
それは、世界中から継続的に移民を受け入れることで、
人口ピラミッドを、三角形に維持しているから、ではないでしょうか?
と言っても、鎖国政策が続いた今の日本には、歴史を遡ることは
出来ません。2019年に始まった特定技能制度は、いわゆるブルーカラー
の職種を、初めて外国人労働者に開放しました。日本人の完全雇用を
目指していた純血主義からの大きな変化です。
制度が始まり3年半が経過しようとしていますが、制度の基本としては
最長5年間の就業で、家族の帯同はできません。
一部職種で特定技能2号と呼ばれる資格も設定されていますが、許可14業種中
たったの2業種。これに介護者が5年以内に介護福祉士の試験合格により
介護ビザへの変更で、これらの外国人のみ、就業期間制限なし、家族の帯同も可能、
と、就業職種に制限はつきますが、日本人労働者とほぼ同じ環境が許可されます。
そのような資格を持つ外国人が増えることにより、住宅・車等の消費マーケットの拡大
も期待されます。入国するときは、皆さん、スーツケース2個です。
そんな一助になれば、と頑張っていきたいと思っております。