<メルマガ転載>第15回外国人の宗教について
外国人はみなさん、宗教を持っています。
日本人も宗派は持っていますが、だいたいは葬儀の時に伝わった宗派で、
という程度ではないでしょうか? 他に韓国・中国・香港についても、
日本同様、ほぼ無宗教です。
ところが、他の海外の国では生まれた時から、その宗派に乗っ取った
儀式を行い、定期的にお祈りをします。
一般的には、以下のようにアジアに分布しています
仏教:ラオス・カンボジア・ネパール・タイ・ミャンマー・スリランカ
儒教+仏教:ベトナム
ヒンズー教:ネパール・インド・バングラディッシュ
イスラム教:マレーシア・インドネシア
キリスト教:フィリピン(クリスチャン)
この中でも特色があるのが、イスラム教とヒンズー教ではないでしょうか。
またフィリピンのキリスト教にも独特な特色があります。
主な特色は、
1.イスラム教:1日5回、メッカを向いてお祈り、イスラム歴1年のうち、
1か月の昼間の断食、豚は食べない。特に日本ではラードが加工食品
によく使われるが、食べてはいけない。女性は髪を隠す(ヒジャブ)
牛や鳥についても、イスラム式の屠殺をしたもののみ(ハラル認定品)
男性の既存の奥様が了承すれば、4人まで結婚可能
インドネシアではIDカードに宗教明記。
中絶は宗教的に不可。インドネシアの法律では可能。宗教事由により人口増
2.ヒンズー教:牛を食べない。食事に左手を使えない。神様がたくさんいる。
カースト制度による階級が生まれた時点で確定。
3.カトリック(フィリピン):日曜日もしくは毎日礼拝。ジーザス1神教
中絶不可。離婚不可。
と、簡単に説明すると以上ですが、もし、それぞれの国の方と深く接する
機会があれば、事前に勉強されることをお勧めします。
ちなみに、筆者が、そんな外国人に、日本の宗教を聞かれたときには、
・日本の神様は、歴代天皇陛下。実存する人間を神とあがめた。
・第2次世界大戦で、米軍が日本人から神を取上げ、天皇は象徴とした
・その時点で、全日本人には神様がいなくなった。
・神のお使いをする人々が次の神様として名乗りを上げた。
・ところが時点の神は全能ではなく、それぞれが得意分野を持つ。
・よって現在の日本人は、神社や寺等、1信教を辞め、必要なときに
必要な神様を選び、神様は選ばれるための競争をしている。
・道徳教育は教会や寺で学ばず、「村八分」と呼ばれる、
近隣の住民が、常に監視し、それが日本人のモラルを形成した。
と、半分冗談の様な説明をすると、外国人から笑いを取ったり、
また馬鹿げている、とお叱りを受けたりします。
やはり、一般の日本人の宗教に関する考え方は、生まれた時から
信仰している外国人と、根本から違いますね。
“<メルマガ転載>第15回外国人の宗教について” に対して2件のコメントがあります。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。
宗教に入りたい。
そうですね。日本人から見て、宗教を持った外国人は一種の憧れですね