<メルマガ転載>第16回特定技能の進捗状況について
先日入管より、特定技能運用状況の令和4年9月時点の
数値発表がありました。概要は以下の通り
1.特定技能1号在留外国人数:108,699人
(2024年度末目標345,000人、進捗率31.5%)
2.同2号:3人
3.同1号試験合格者(国内+海外合計)
日本語試験:56,149人 専門試験:145,293人
*日本語試験はJFTbasic合格者、JLPTN4は不含み
*同試験合格者と同在留外国人は一見バランスしている
様に見えるが、実際は技能実習生経由(無試験)での就業者
が7割強を占めるので、試験合格者の就業までの門は狭い
4.最多就業業種は、飲食料製造業33%、製造業20.9%、農業13%
と、14業種あるものの就業業種に偏りがある
5.最多就業県は、愛知県8.9%次いで大阪5.9%、千葉5.7%
これも同上の組立工場や食料品製造業種の影響大
6.出身国別外国人数では、ベトナム59.5%、インドネシア11.8%
フィリピン10.1%と、ベトナムが採用者数で過半数越え
本中間報告を受け、弊社も加入する”NPO法人外国人在留支援コンソーシアム“の11月定例会にて、
ホテル業種に強い人材派遣会社様と自動車整備工場に強い人材紹介企業の報告がございました。
1.ホテル業界は、インバウンドの回復から、著しい人材不足
が顕著化しているが、特定技能人材の受入れを計画する企業は少ない
2.接客において、コンシェルジュが対応する等、顧客満足の向上
を看板とするグループ等では、日本語に難点がある。
3.”人文ビザ”と呼ばれる、いわゆる高度外国人を採用する事が
可能である業界(第2外国語が必須である職業)のため、
一般的にレベルの低い特定技能外国人の受入れに難色
と、国策のみが先行し、業界の受入れが浸透していない状況。
確かにコロナ禍での長期の苦い経験を踏まえ、正社員として
の人材受け売れに二の足を踏む企業が多くなってしまったのか。
弊社の関連する飲食業界もまさに同様です。
外国人留学生のアルバイト争奪戦でしょう。