<メルマガ転載>第18回円安の思わぬ影響について
一昨日のワールドカップ、なんとドイツ撃破!
今回の侍ブルーには、長友以外はあまり名前も知りませんでしたが、やりましたね~。試合は圧倒的にドイツに押され気味だったので、作戦勝ちでしょうか?負けに不思議の負けあり、勝ちに不思議の勝ちなし、ですから、大勝利ですね!日曜日のコスタリカ戦が楽しみです。
さて今週の日経新聞の記事で、11/24付の(3)、頭を殴られた感じです。前号の最後に、アメリカの介護者の時給が20ドル(2,800円)とお伝えしましたが、それを指を加えて見ている場合ではない、と言う事です。現在はワーキングホリデー等を利用して、海外に一時滞在する(労働移民)日本人が増えてきたと。特にコロナ禍急増。確かにこの円安で、日本人の平均給料は、先進国中で最も安くなってしまいました。中国にも抜かれているでしょう。
記事中の日本人男性ユキさん(31)は、オーストラリアで3~6か月毎に仕事を転々とする。綿の精製・出荷作業のアルバイト、時給2,700円で手取り70~80万円。公務員時代の給料、税込20万円。渡航2年半で貯金が1,000万円を超えると。
これは、大卒即就職、終身雇用、年功序列人事、と言う前提で仕事を始めた我々の世代には、全く考えられませんでした。一方で終身雇用が崩壊し、30年も賃金が上がらない、だから商品やサービスも値上げできない、のデフレスパイラルが続いている間に、若者の考え方も変わって当然、そのつけが回ってきました。
つまりは、今般の新しい外国人の就労許可制度、特定技能で5年間、345千人の雇用枠では、労働人口の低下が全く補えなくなる。労働者の流出をどう止めるのか。その対策はただ一つです。5~10倍のスーパーインフレが日本に必要なのです!
今までのデフレはなぜ続いているのか?これは年金生活者対策だ、と考えています。インフレになれば、物価も上がるが、給料も上がります。ところが、年金だけは上げられないのです。物価が数倍に上がれば、たちまち年金生活者が生活困窮に陥り、生活保護の対象者になります。一方で日本の総資産のうち、認知症患者が保有する推定資産は2020年で約250兆円。充分な資産を持つ高齢者の多い中、政治に決断が必要になります。
岸田さん、2~3%のインフレでは、世界の発展途上国になります。20~30%のインフレ目標を期待します!
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