<メルマガ転載>第60回新技能実習制度へ
阪神ファンではございませんが、本日時点で、リーグ優勝に王手を掛けています。
その割に、ファンは冷静、まだはしゃいでおられません。これが阪神ファンの面白いとこですね~。裏切られ続けてウン十年、優勝をアレと呼んだり、決まるまでは、ファンは熱狂しない。また選手にプレッシャーをかけない、と冷静です。大人です。紳士ですね~、ファインの皆様には、早く騒げる様になれることをお祈りいたします。
というニュースより、イスラエルで戦争が始まったり、人手不足の深刻化から、大阪知事がライドシェアの認定化を推進(いわゆる白タク認可)したり等話題につきません。そんな中本日選びましたのは、新「技能実習制度」
18日に行われた有識者会議で、最終報告向け(早ければ11月中旬)の素案として発表がありました。
技能実習制度(1993年制度化)の以下の点について変更した制度にし、名称は「育成技能」へ
1.旧)最長5年(特定技能への移行は限定的)
→新)基本3年(特定技能移行で延長可能)
2.目的 旧)人材育成による国際貢献
→新)人材確保と人材育成
3.転職 旧)原則不可
→新)1年越えの就労と基本的な技能・日本語能力があれば可能
4.日本語能力 旧)要件なし
→新)就労開始前に基礎的能力
5.特定技能への移行 旧)移行できない職種あり
→新)全て移行可能
弊社は「特定技能」の外国人専門なので、技能実習は詳しくありませんが、問題が多い制度であるとは認識しておりましたので、改善を勧めることにより、さらに日本が外国人に愛される国になって欲しい、と思っています。特に問題は、転職不可と「同一労働同一賃金」の法律に則っていないかったこと、この2点と認識していたので、最低賃金以外は解決されるようですが、実は最低賃金がドンドン上昇し、パート就業者が年収の壁にぶち当たり就業時間を減らしている現状では、給料についても、ほぼ日本人レベルに到達している、と考えられるので、新制度に大賛成です。
しかも特定技能は12業種のみであったのが、現技能実習の88職種161作業に拡大する事も大きな変更である、と認識しています。
またこれにより、「特定技能1号」は技能実習とあまり変わらない待遇になり、今後は在留期限のない「特定技能2号」を目指していくことが、我々支援機関の責任である、とも認識しました。
また、技能実習を持たない業種、例えば宿泊・飲食のように、今特定技能しかない業種が、例えば、トラック・タクシー業界へ、も増えていく事が予測される事により、もっと日本は外国人に興味を持っていただき、どんどん縮小していく日本のサポートをお願いしたいものです。