<メルマガ転載>第84回 韓国の人口増加!?

今週、入国管理局より、「技能実習制度」に変わり、新しく始まる「育成就労制度の概要」が公表されました。
令和6年6月21日に同法律の一部改正が交付され、その補足説明だそうですが、、、まだまだ内容がよくわかりません。
技能実習制度同様、
 海外の「送出し機関」
 国内の「管理支援機関」
 そして受入れ就業先の「育成就労実施者」
加えて、「管理支援機関」と「育成就労実施者」を管理する「外国人育成就労機構」
と、3つの組織を経て、「育成就労外国人」が就業を開始することになりますが、これらの機関の詳細が不明です。
2026年から事前の許可申請をスタートし、2027年に施行。リニアモータカーとどちらが先か?と、まだまだ時間は掛かりそうです。

さて、主題の「韓国の人口増加」!
韓国の総人口が3年ぶり増加と、うらやましいのですが、、ほんとかなぁ~、という疑問もあります。
今、弊社が外国人の就労斡旋している理由の一つに、日本の人口減少を止めたい!と考えています。
人口は間違いなく国力です。しかも現在の日本のインフラ、例えば電車・バス・道路等の交通機関、電力・ガス・水道のユーティリティ、果ては地方公務員・議員数と数えればきりがありませんが、これらインフラを維持するためには、人口1億2千万人を維持する必要があると言われています。
2024年1月現在の人口は、1億2488万人。前年比53万人減。最新の7月24日の発表では、2024年1月1日1億2156万人、前年より86万人の減です。出生数が73万人、死亡者数が157万人。
1967年に初めて人口が1億人を超え、2008年1億2808万人がピーク。そこから14年連続減少。
出生数は1973年209万人がピーク。以降減少が続きますが、2000年に前年比微増の119万人から、23年連続減少。
人口減少ペースはどんどん早まっており、2年後の1億2千万人割れは避けられないでしょう。
世界的にも先進国の状況はほぼ同様。特に韓国は、特殊出生率が世界最低、で、なぜ人口があがった??
原因は、労働目的などで居住する外国人の流入が増え、人口減少を補ったと。1年で増加した外国人は193万人。
一方の国内での外国人在留数は、2023年末現在、341万人、前年比33万人の増加、と韓国の17%の増加でした。
例えば、日本でも193万人外国人が増加すれば、昨年の死亡者数を上回るので、人口増になります。
当然ですが、それだけの雇用も必要になるので、、また韓国の人口は、5174万人、日本の半分以下です。
隣の国、韓国はどうやってそれだけの外国人の雇用を生み出しているのでしょうか?
もしくはなぜそれだけの雇用が必要なのか?
経済環境に、非常に危機感を感じます(汗)